認知症って?
家族が認知症になると、自分の親や妻、夫が別人になったような感じがして大変落ち込む人がいます。
でもね、本質は何も変わっていません。
一分ごとに同じ話を繰り返す人がいます。
それは相手が話を聞いていないから。
だから同じ話を繰り返すんです。
へー。それさっきもきいた。何回も同じ事いわないでよ。そして最終的には無視する。
毎回は大変だと思いますが、時には話に付き合ってあげて下さい。
一分ごとに同じ話をする方と真面目に会話してみました。
するとどうでしょう。
女学校に通ってたこと。教師だったこと。お見合いの時の話。お姑さんの話。戦争時代の話。
出るわ出るわ。エンドレスで色々話して下さいます。
その場に一緒にいたご家族が
「いつもは同じ話を繰り返すのに、今日の母は普通の人みたいに話していてビックリしました!」と大変驚かれていました。
話を聞いてあげない。無視するなどは認知症を悪化させる原因にもなります。
たまには「お母さんは小さい頃、どんな子供だったの?」と簡単な質問をしてみて下さい。
きっと目を輝かせて昔の話をしてくれると思います。
興味を持ってもらえる嬉しさ、話を聞いてもらえる喜びが、大事にされてるという自信につながり認知症の悪化を防ぐことが出来ると思っています。
毎日は大変なので、たまにでいいと思います。